Global Digicon Salon 029
ITday Japan 2024
世界の『1984(ディストピア)化』にどう立ち向かうか?
How do we confront the “1984(dystopianization)” of the world?
2024.12.8(Sun)10:00-12:00(日本時間) 12.7(Sat)17:00-19:00(UTC-7)
日本時間(JST)で2024年12月8日(日)10:00〜12:00、米国西海岸時間(UTC-7)で2024年12月7日(土)17:00〜19:00、「Global Digicon Salon 029 ITday Japan 2024 世界の『1984(ディストピア)化』にどう立ち向かうか?」を開催します。
お申し込みは、こちらから(参加費無料です)↓
https://global-digicon-salon-029.peatix.com/
2024年、ヘイトとフェイクを撒き散らす稀代の詐欺師、トランプが米国大統領に返り咲きました。何故でしょうか? それはIT革命によってです。私たちは今、IT革命が既存の社会システムを破壊し、新しい社会システムを創造する過程にあります。その過程で登場した残酷な「破壊者」。それがトランプなのです。これからトランプは、プーチン、ネタニヤフ、習近平、オルバインなどどともに、全世界の『1984(ディストピア)化』を進めて行くでしょう。悪夢です。ロシアのウクライナ侵攻もイスラエルのパレスチナ占領も、トランプがもたらすのは残酷な結末だけです。トランプは、輸入品に高関税をかけ、移民を排斥し、減税や規制緩和を進め、石油掘削を奨励するとしています。それらの政策は、物価上昇、労働力不足、財政赤字の増大、社会保障サービスの大幅削減を余儀なくし、結果的には、貧富の格差拡大、国際競争力低下、地球沸騰化、社会不安の増大をもたらすでしょう。
では、どうすればいいのでしょうか? 一番の問題は、今のところ、IT革命が人々の仕事を奪う一方で、代わりの仕事をもたらさないというところにあります。IT革命は、製造業や農業で生計を立てていた中間層から仕事を奪い、困窮させました。その一方で、少数のIT長者がかつてないほどの富を独占するようになりました。このアンバランスは、やがて破綻します。経済が回らなくなるからです。
「IT Day」とは、「IT革命記念日」のことです。1968年12月9日、ダグラス・エンゲルバートが「The DEMO」、すなわち「人々の知性を高め、人々の協力を促進し、人類が直面する深刻な問題を解決できるようなコンピュータ・ネットワーク」というデモンストレーションを行い、それがIT革命の出発点となりました。私たちは2018年12月10日(日本時間)に、インターネット商用化25周年、ダグラス・エンゲルバートThe DEMO50周年を記念して、アラン・ケイ基調講演「IT25・50」シンポジウム( http://it2550.net/news/190522_alankay_keynote_j3/)を開催して以来、毎年12月、「IT Day」と題したシンポジウムを開催してきました。「The DEMO」56周年にあたる今年のテーマは、まさに今私たちが直面する深刻な問題、「世界の『1984(ディストピア)化』にどう立ち向かうか?」です。
今回のパネリストとしてお招きしたのは、ジョブズをはじめ数多くのITの偉人たちをカメラに収め、そのアーカイブがスタンフォード大学に所蔵されている写真家の小平尚典さんと、ジョブズとアップルについて数多くの著書を出版し、今なお、アップルの最新情報を発信し続けているテクノロイジーライターの大谷和利さんです。
おふたりとともにIT革命の歴史を振り返りながら、「パーソナルコンピュータの父」アラン・ケイが「IT25・50」シンポジウムで語った「現在のインタラクティブ・テクノロジーは原爆よりも危険なものである」「これからの子どもたちは、宇宙・地球・人間社会・テクノロジー・身体・頭脳がいずれもシステムであり、私たちはシステムの中で生きているということを学ばなければならない」といった意味を深く考え、、世界の『1984(ディストピア)化』にどう立ち向かっていったらいいか、みなさんと一緒に考えたいと思います。
参加申し込みは、参加申し込みページの「チケットを申し込む」をクリックして行ってください。参加費は無料です。Zoomセミナー参加者の募集人数は100人です(ご注意:当日、先着順となっています)。チケット自体は100人以上発行いたします。もし、参加募集人数を超えて参加できなかった場合は、YouTube Liveでも配信しますので、そちらをご覧ください。また、参加申込みをいただいた方には、後日、録画URLをお知らせします。当日、どうしても都合がつかないという方でも、ぜひ見たいという方は、この機会にお申込みください。
Date :
2024.12.8(Sun)10:00-12:00(日本時間)
2024.12.7(Sat)17:00-19:00(UTC-7)
Speech Theme :
ITday Japan 2024
世界の『1984(ディストピア)化』にどう立ち向かうか?
How do we confront the “1984(dystopianization)” of the world?
Speech Guest :
小平尚典 Naonori Kohira 写真家・メディアプロデューサー
大谷 和利 Kazutoshi Otani テクノロジーライター/GマークパートナーショップAssistOn取締役
Number of applicants:500
Participation fee : Free
Host : Global Digicon Salon/ITday
Speech Guest
小平尚典 Naonori Kohira
写真家・メディアプロデューサー
1954年北九州市小倉北区生まれ。 日本大学芸術学部写真学科を卒業後、渡英して社会派写真家としてデビュー。新潮社『FOCUS』創刊に参画し、御巣鷹山JAL墜落事故写真集「4/524」を新潮社から出版。1987年から米国西海岸に移住し、ロングインパクトのIT革命の時代を担うPCビジョナリーを取材。
1987年、渡米直後にソフトバンク『The Computer』の創刊に立ち合い、「KEY MAN USA」という連載で、ビル・ゲイツやジョブスをはじめ、パーソナルコンピュータのキーマンたちのインタビュー取材の撮影を行う。2001年、銀座「コダック・フォトサロン」にて写真展「e-face」を開催。。2021年に出版した『Silicon Road〜コンピュータ革命の39人の先駆者たち』( https://amzn.to/3P4QQAF )に収録する。1998年には、米国未来学者ポール・サッフォーとともにフォト・エッセイ『原爆の軌跡〜過去と未来への旅』( https://amzn.to/3FdbAmi )を出版する。2020年富士山ドローンサロン開設。2021年8月『あの日ジョブズは』上梓。スタンフォード大学図書館に「Naonori Kohira Photography Archive」収録。2023年10月6日(金)、福井県永平寺町にて「スティーブ・ジョブズ十三回忌〜禅の聖地から世界の安寧を問う」ダイアログ実施予定。公益社団法人日本写真家協会会員、早稲田大学理工学部非常勤講師。
■Naonori Kohira Photography Archive
https://x.gd/CnDY2
Photographer / media producer
Born in Kokurakita-ku, Kitakyushu in 1954. After graduating from Nihon University College of Art, Department of Photography, he moved to England and made his debut as a social photographer. Participated in the first issue of Shinchosha “FOCUS” and published a photo book “4/524” of Mt. Osutaka JAL crash from Shinchosha. Moved to the west coast of the United States from 1987. Covering the PC Visionaries that will lead the era of the long-impact IT revolution.
In 1987, immediately after moving to the United States, he attended the launch of Softbank’s “The Computer” and filmed interviews with key figures in the personal computer industry, including Bill Gates and Jobs, for the series “KEY MAN USA.” In 2001, he held a photo exhibition “e-face” at “Kodak Photo Salon” in Ginza. . He will be included in the 2021 publication Silicon Road: 39 Pioneers of the Computer Revolution ( https://amzn.to/3P4QQAF ). In 1998, together with American futurist Paul Sappho, published a photo-essay “Trajectory of the Atomic Bomb: A Journey to the Past and Future” ( https://amzn.to/3FdbAmi ). 2020 Mt. Fuji drone salon opened. Currently living in Tokyo. He is a member of the Japan Professional Photographers Society and a part-time lecturer at the Faculty of Science and Engineering, Waseda University.
■Naonori Kohira Photography Archive
https://x.gd/CnDY2
大谷 和利 Kazutoshi Otani
テクノロジーライター/GマークパートナーショップAssistOn取締役
1980年代からAppleウォッチャーとして活動し、スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、ビル・ゲイツなどをインタビュー。デザイン、電子機器、自転車、写真に関する執筆のほか、商品企画のコンサルティングも行う。近年は、生成AI関連のコンテンツも制作。著書に『スティーブ・ジョブズとアップルのDNA ~Think different. なぜ彼らは成功したのか?』(マイナビ)、『iPodをつくった男』『iPhoneをつくった会社』(アスキー新書)、『Macintosh名機図鑑』(エイ出版社)、『iPhoneカメラライフ』(BNN新社)、『成功する会社はなぜ「写真」を大事にするのか』(講談社現代ビジネス)など。監修書に『ビジュアルシフト』(宣伝会議)がある。最新刊『ルンバをつくった男 コリン・アングル「共創力」』(小学館)。訳書に、『アップルデザイン―アップルインダストリアルデザイングループの軌跡』など。
■写真集 VERTICAL HORIZONTAL
https://www.amazon.co.jp/VERTICAL-HORIZONTAL-大谷和利/dp/4906978738
■写真集 Anonymous Vibe Anonymous Noir
https://www.amazon.co.jp/Vibe-Noir-大谷和利/dp/4906978959
■AI生成動画チャンネル Artificial Flix
https://www.youtube.com/playlist?list=PLBly2cJYFQABkukalIgmAlSt1j0D_xbXg
Moderator
高木 利弘 Toshihiro Takagi
元『MACLIFE』編集長。株式会社クリエイシオン代表取締役
1955年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1985年NTTキャプテンシステム情報誌『CaptainPedia』創刊。1986年、日本初のMacintosh専門誌『MACワールド日本版』創刊。1987年、『MACLIFE』 創刊。1999年、「人工知能を活用した知識の循環システム(Knowledge Circulation System with AI)」Kacis Writer/Kacis Publisher開発。「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2001」(SOFTIC)を受賞する。2017年、米国『WIRED』創刊編集長ケヴィン・ケリー著『<インターネット>の次に来るもの』(NHK出版)をベースにした12回連続の「ホロス2050未来会議」を開催。2018年、次世代教育プラットフォーム構築を目指す知の冒険カードゲームColleCard「IT25・50」を発売。2018年12月10日、インターネット商用化25周年、ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年を記念してアラン・ケイ基調講演「IT25・50」シンポジウムを開催する。主な著書は、『Mac OS X Serverパーフェクトガイド』『Kacisでサクサク文書作成』『The History of Jobs & Apple』( https://amzn.to/3EY9vby )『ジョブズ伝説〜アートとコンピュータを融合した男』『スマートTVと動画ビジネス』『ジョブズ伝説〜アートとコンピュータを融合した男』新版( https://amzn.to/3UIiULS )など。
http://itday.net/
http://collecard.net/
Former editor of “MACLIFE”. CEO of Creation Inc.
Born in Tokyo in 1955. Graduated from the Department of Political Science, School of Political Science and Economics, Waseda University. 1985 Launched NTT Captain System Information Magazine “Captain Pedia”. In 1986, Japan’s first Macintosh specialized magazine “MAC World Japan Edition”. In 1987, the first issue of “MACLIFE”. In 1999, Developed “Knowledge Circulation System with AI” Kacis Writer/Kacis Publisher. Received “Software Product of the Year 2001” (SOFTIC). In 2017, held “Horos 2050 Future Conference”. On December 10, 2018, held Alan Kay’s keynote lecture “IT25.50”. His main books include “Mac OS X Server Perfect Guide”, “Document Creation with Kacis”, “The History of Jobs & Apple”, “Jobs Legend”, “Smart TV and Video Business”,“The Legend of Jobs: A man who harmonized Art and Computer” New edition ( https://amzn.to/3UIiULS ).
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About
Global Digicon Salon(Global Digital converegence Salon)は、Digicon Salon(1996年5月から2017年6月まで21年間開催し、第200回を最後に終了した)の「デジタル・テクノロジーによって実現される私たちの未来がより良い社会になるように」というビジョンを継承して、世界中がコロナ禍に襲われた2000年7月にスタートしました。Global Digicon Salonのこれまでの記録映像はこちらにあります。
■ITday Japan
https://bit.ly/3cffuz0
Global Digicon Salon (Global Digital converegence Salon) started in July 2020 when the world was hit by the COVID-19 pandemic.
It inherits the vision of Digicon Salon (held for 21 years from May 1996 to June 2017 and finally finished the 200th), “May our future realized by digital technology be a better society”.
Here is the recorded video of Global Digicon Salon.
■ITday Japan
https://bit.ly/3cffuz0