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「ジョブズ&アップル研究会 by Zoom 第1期③〜ジョブズの構想に大きな影響を与えたアラン・ケイのDynabook Concept〜」開催

2020年8月22日(土)10:00〜12:00「ジョブズ&アップル研究会 by Zoom 第1期③〜ジョブズの構想に大きな影響を与えたアラン・ケイのDynabook Concept〜」セミナーを開催しました。
次回、9月5日(土)10:00〜12:00開催予定の「ジョブズ&アップル研究会 by Zoom 第2期①〜新型コロナ危機をジョブズの「Think Different」でどう乗り切るか?〜」のお申込み、および「第2期生(2020年9月期生)募集のお申し込みはこちらから。↓
https://jobs-apple-college-2009-1.peatix.com/

「Think Different」でまずやるべきことは、原点に返って、自分は何者か、何をしたいのか、何をすべきなのかを考え直すことです。そして、ジョブズが明確に示したアップルの原点は、「人間は道具を作る生き物で、道具によって生まれもっての能力を劇的に増幅(amplifire)できる。その道具を作るのがアップルだ」ということでした。生命進化の原点に返ること、そして、レオナルド・ダビンチのようにシステム思考をすること。そこに「世界を変えた男 スティーブ・ジョブズ」の爆発的パワーの秘密があります。アラン・ケイは「コンピュータはコミュニケーション増幅装置(amplifire)である」と言いました。そして、「あらゆる産業はコミュニケーション産業である」と。このアラン・ケイの言葉をもとに発展させたのが「Communication Amplifire System(CAS)理論」です。すなわち「あらゆる人間活動はコミュニケーション活動である。人間社会は、情流(情報&感情)・人流(交通)・物流(運輸)・金流(マネー)のマトリックスで構成されるCommunication Amplifire System(CAS)である」ということ。アップルは優れたCASデザインをしたから時価総額世界一企業となった。時価総額上位企業/成長企業はすべて優れたCASデザインをしている。そして、日本の企業、学校教育、メディア、政治経済システムがダメなのは、まったくCASになっていないからである。そして、あらゆるシステムは「同期」によって機能する。コンピュータは「同期信号」によって。生命は「時計遺伝子」によって。そして、人間社会は「祭り・政」によって。赤ちゃんは、「宇宙・地球・社会・技術・人体・頭脳」という6つのシステムの中で生まれる。私たちは、そのことを幼少のころから学ばなければならない。生命は32億年前に誕生した。もし、知的な宇宙人が地球に到達し、分析したらこう言うであろう。ここには一種類の生命体しかいない。すべての生命体は、DNAでプログラミングされ、多様な方向に進化したものであると。人類も哺乳類の一種であり、猿の一種にすぎない。この原点から考え直すことが重要である。なぜなら、「人間は神に選ばれた特別な存在であり、聖書に書かれたことがすべてである」と考えるキリスト教原理主義がトランプ支持層の中核であり、あらゆる国でこうした非科学的なドグマに囚われる人々が、ヘイトやフェイクを撒き散らし、人類存亡の危機をもたらしているからである。生命進化の観点からすると「マネー」もまた「コミュニケーションの道具」にすぎない。日本の江戸時代は世界第2位の経済成長をとげていたが、その原動力は職業分化であった。天明の飢饉に際し、江戸の大商人はコメを備蓄し、セイフティネットを設けた。いずれも優れたCASデザインであった。ベーシックインカムもAI・ロボット・IoT・5Gも、優れたCASデザインとセットでなければ成功しない。人々は同期すること、感動・共感・一体感を味わうことを求めており、それが経済活性化の原動力となっている。アフターコロナ社会の電子政府・電子企業・電子学校・電子地域社会・電子家族・電子個人の理想の姿は、「CAS」「可視化」「共感」から見えてくる。「ジョブズ&アップル研究会 第2期(2020年9月)」では、この問題をさらに深掘りし、直面するコロナ危機をどう克服していったらいいか、解決策を具体化していきます。

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