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「ジョブズ&アップル研究会 第2期① 〜新型コロナ危機をジョブズの「Think Different」でどう乗り切るか?〜」開催

2020年9月5日(土)10:00〜12:00「ジョブズ&アップル研究会 第2期① 〜新型コロナ危機をジョブズの「Think Different」でどう乗り切るか?〜」セミナーを開催しました。

次回、9月19日(土)10:00〜12:00開催予定の「ジョブズ&アップル研究会 第2期② 〜ジョブズの「悟り」とブッダ/レオナルド・ダビンチの驚くべき共通点〜」のお申込み、および第2期生(2020年9月期生)、第3期生(2020年10月期生)のお申し込みはこちらから。↓
https://jobs-apple-college-2009-2.peatix.com/

「Think Different(発想を変える)」とは、原点に帰って、ものごとの本質から考え直すということです。そして、アップルの原点とは、「人間は道具を作る生き物で、道具によって生まれもっての能力を劇的に増幅できる。その道具を作るのがアップルだ」ということでした。つまり、「生命進化の原点」に帰ること。そして「増幅(Amplify)」すること。この2つが重要なわけです。ジョブズは、コンピュータ業界のロック・スターでした。偉大なアーティストだったのです。ジョン・レノンは「Power to the People」と高らかに歌いあげましたが、ジョブズはそれに答えるかのように「Computer Power to the People」を実現していったのです。アラン・ケイは、「コンピュータはCommunication Amplifierである」と言いました。そして、アラン・ケイの思想を継承したアップル製品には、この「CommunicationをAmplifyされる感覚」、つまり、「このマシンとは会話ができる、楽しい、ワクワクする、感動する」という要素がふんだんに盛りこまれているのです。このアラン・ケイの言葉に啓発された「システム理論」が「CAS(Communication Amplifier System)」理論です。「CAS理論」のポイントは、「同期すること。それが増幅を生み出す」「感動・共感が経済活性化の原動力である」というところにあります。その実例は、古代エジプトに空前の繁栄をもたらした女王、ハトシェプスト神殿の壁画から読み解くことができます。今日の名古屋の繁栄をもたらしたのは尾張藩主、徳川宗春の大盤振る舞いでした。実はファシズム、ポピュリズムもこの「同期」を悪用するところから生まれます。オバマの「Yes, We Can」もトランプの「America First」も人々を同期させる点は共通しているのです。コロナ禍は、台湾の蔡英文総統、ドイツのメルケル首相、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、フィンランド サンナ・マリン首相といった女性リーダーの優れた「CAS」デザイン力を証明しました。実は、進化の担い手は「女、子ども」であって、古来、頭の硬くなった雄ザルどもではなかった可能性が高いのです。アラン・ケイが発明しようと考えたパーソナルコンピュータ、すなわちDynaboookは「すべての年齢の子供ごころを持った人たち」のためのものでした。好奇心が強く、既成概念にとらわれずに、ありのままをありのままとして受け入れられる「Children of All Ages」。音楽は、現代社会では「余暇」、すなわち「余った暇な時間にやること」と考えられていますが、これは大間違いです。「メロディック・イントネーション・セラピー」が証明したのは、音楽が人間にとって本質的に大切なものであり、優れた芸術(音楽・絵画・演劇・映画・アニメetc.)を堪能しない人には、早期認知症になる老後が待っている可能性が高い、といって講義を終えました。

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